KIKO &DEKOの50歳からのeveryday

50代からの毎日幸せに生きるための羅針盤

選ぶとは自分に判決を言い渡すこと。

迷うのは、選択肢があるからだ。
選ぶ余地がなければそれを受け入れるしかない。

こっちを選ぶとあっちの恩恵をうけられなくなる。こっちはここがいいし、でもこっちも捨てがたい。
自分の欲と格闘する。

乳ガンの手術の際、
全摘にするか温存にするか、次回までに考えてきてと言われた。

乳ガンの交流サイトでよくこんな例えが聞かれる。

”自分自身が裁判官であり被告人である。”

私のガンはとても小さくて1センチ以下のサイズ。

エビデンスは温存+放射線で同等。

同じなので自分で決めなくてはいけない。
その後の後悔は自分の選択によってヒモ付けられると思うと震えるほど迷う。

断端陽性や局部再発の場合はまた手術を受けなければならない。

それでも結局は、やはり温存を選択した。

結果、断端は陰性であったけど、ガンはくりぬいた5ミリの際にあったので、ブースト(追加照射)を5回となった。

放射線でガンが死滅したことを信じるしかない。

放射線治療、そしてここでも自身の選択を迫られることとなる。

最新の方法で、14回+ブーストと言うのに条件が適応すると言われた。

条件と言うのは、早期ガンであることや年齢50歳以上とかそんなものであったと思う。当時私は48歳であったけど、四捨五入?なのか該当とのことだった。

これまた次回までに考えておいて言われた。

標準だと25回+ブーストで計30回。

短縮照射は一回あたりの照射量を多くして回数を減らす。

日本では10年くらいのエビデンス
20年経った人のデーターはないと言うことではないか?!

またまた震えるほどの迷い。

命に関わることを自分で決断するなんて、そんな怖いこと簡単には決められい・・というか、それでいいのか?何度も自分に確認を繰り返すだけ。

イチゴショートケーキにするか、モンブランにするかとの迷いとは訳が違う。


結局#最新の
は捨てた。

しかし、実はこれで私はメンタルが落ちてしまったのだ。


放射線治療も14回の頃、
短縮照射にしていたら、もう終わりだったのに、と思ってしまったのだ。

折り返しであと倍はある。

この日を境に通院を指折り数えるよううになってしまった。

最初から30回だけで、
それしかないと思っていたら、そうなんだとおもえたのか?

いや、放射線医師の話でも「みなさん後半がきついといいますよ」そう言っていた。

それでも、自分が決断したことに妙にイライラとしてしまう。

なんだろう。
選べる立場と言うのは、優位性のあるものなのに。

選べることで、人は怠慢になり後悔もしたりする。


自由であって、なんでもできるのに、やりたいことがみつからない。

そんな若者の叫びとかの似たようなものなのだろうか。




#「迷い」と「決断」

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