ネットで儲けて仕事リタイアするといってる若者に危機感を感じる
ようやくリビングのソファーが帰ってくる月曜日です。週末は私が仕事、主人は休み。結婚24年の夫婦なので、お互いのプライバシーゾーンの確保、ストレスには距離感が必要です。
人が隣にいる事のストレスには3mくらいは必要なんでしょうが、日本の家屋は狭いので確保が難しいですよね。我が家の場合はリビングは主人にあげて私が外に出たり、自分の部屋にこもります。
観たいテレビの好みも違うし、男の人はテレビのリモコンでチャンネルを頻繁に変えてザッピングをする。「え?今観てたのに!」これはイラっとします。
熟年離婚もよく分かります。これが毎日続くと思うと。
周りにも、単身赴任が長かったご主人が戻って来てから、これまでの生活のペースがくずれてストレスになり離婚してしまった人がいます。よその夫婦の事ですから、勿論、原因がこれひとつと言うわけではないでしょうが、きっかけの1つではあったようです。
30年ぶりに同窓会に行きました。
同窓会は学生時代の答えあわせだなと思いました。
学生時代は落ち着きがなく、ペラペラおしゃべりでいつも先生に注意されてた、
いじられキャラのおチビな男の子が社長になってました。
家業の2代目で事業を拡大したらしく、1番の出世頭になっていて驚きました。
なんせ東京のいい場所に住んでますから、親から受け継いだビルのオーナーになって黙ってていても収入が入ってくる人もいて「あいつは毎日家の前をほうきではくのだけが仕事だよ」そんな風に嫉妬まじりの羨望を受けてる人もいました。
今はオンラインで繋がるようになり、リモートワークが出来るようになりました。
どんな田舎に住んでようが、ネットが繋がる所ならばわざわざ訪れたり、通勤しなくても仕事も可能となりました。
私も在宅で仕事をしていた時があります。
しかし、毎日家の中で仕事をし、はっと気がつくと日が暮れていてた事に気がついた時になんとも言えないような孤独感に襲われました。
納期だけに追われて、仲間と作り上げたと言った達成感を味わう事は出来ません。お金は良かったけれどつまらないなと感じはじめました。服装も家にいて誰にも会わないので、部屋着。このまま気がついたら年数が経過していて浦島花子になってしまう恐怖感。
仕事って会社って、嫌な人もいるし嫌な出来事もそりゃあるけど、うまくいった時の達成感もある。
うちの父は、ちょうど時代が早期退職ブームと言うか、日本経済空白の20年の時だったので、60歳でもらうより割高な退職金と言う事で58歳で早期退職しました。
今、自分が50歳になって58歳で退職は若かったなと思います。その当時は父はこれまで長く働いてたし、本人が辞めたいならしかたないと当時はそう家族は思ってましたけどね。
体も悪いところはないし、結局は毎日酒を呑んでるだけでした。あとはアルバイトで単発の仕事をしてみたり、自分で会社もどきを作ってみたり。
サブブログでうちの親の退職金の使いかたの記事を書きました。
うちの母は70歳までパートで働いていました。パートとは言え年間100万程度でも30歳から70歳まで働くと4000万円です。
このパート代で生活するようにしていると言っていました。
70歳でパートを辞めましたが、特に会社からは退職を促されたわけでもなく体調とかで辞めたわけでもありません。ただこの頃は人員不足のワンオペと言う言葉がよく出てた時期で、パートに社員並みの責任とか担当を押し付け出したので、さすがに70でそれはめんどくさい、もういいよ!と言うのが辞めた理由です。
そしていよいよ、父と母の退職後の生活が始まったというわけです。
どう?っと聞くと、「知らない、一日中全く会話がないから。」
夢にみた退職後の生活ってなんでしょうね。
母は、社交的な人なので市がやってる無料やワンコインの健康体操に、元職場の同僚とランチに行ったり忙しそうです。
女性の方がもともとこう言った交流の面では適応力があるでしょう。
もともと男が狩りに言ってる間、穴ぐらで仲間と子供を守って来たという本能が備わっているのですから。
今現在、このように男も女も生きづらく感じるのは、
時代の変化、古い甲羅から脱皮し、まだ柔らかい新しい甲羅で外部の刺激を受ける痛み、そんなものなのでしょうか。
もともとあったものを完全否定する意味も全くなく、これは時代の事実なのですから、これを受け入れつつ、新しいものも利用し、快適な生活をしていく。
今の若い人は意外に盲目的で頭が固いと思います。
平成の子は、昭和の人をバカにしたようなセリフをよくいいますが(うちの子ですね。笑)
歴史から学ぶ事で現在をうまく生きられるわけです。
現在が過去より発達しているものがあるのは、これはいつの時代も当たり前の事なのです。年寄りはいつまでも昭和を引きずっている。今はそんな時代じゃない!でも若い人は今は知っているかもしれませんが、過去のその時代は経験していないわけです。実体験のない知識はただの知ったかぶりです。
実に、今の50代は柔軟でとくに日本のいい時代を経験しているので、人生の楽しみ方を知っています。
「楽しくない」が口ぐせの若い人よ。
「楽しい」が知りたいなら、腰を低くしてバブル体験時の中年に教えを請いてはいかが。
意外とプライドの高くて、ITが発達している現在が最強と勘違いしている四角い画面の中しか知らない頭でっかちな大きな子供達よ。