KIKO &DEKOの50歳からのeveryday

50代からの毎日幸せに生きるための羅針盤

女性の一生はホルモンに翻弄される。だから大事な事。(妊活の話)

 

記事を書くきっかけ

少し前に終了した深田恭子ちゃんの妊活に関するドラマが放送された。

私も今からかれこれ23年ほど前に妊娠検査なるものをして、

その後「潜在性高プロラクチン血症」言う診断がつきそのためのお薬を飲み治療をして妊娠し、子供を2人今育て終わったところだ。

 

 

お断りとして

 

(このドラマ、途中から見るの忘れてしまったりしたので、話の内容を完全なる把握をしているわけではありません。

それと、私はその後乳がんに羅漢していますが、不妊治療したから乳がんになりやすい、これは全く違います。この辺りは誤解されませんように正しいエビデンスへの知識の取得をお願いいたします。)

 

私にはたまに飲み会をする元職場の同僚がいる。

 

  1. 40歳で体外受精2人出産
  2. 子供なし
  3. わたし=28歳第1子母乳+ミルク、32歳第二子=完全母乳

 

テーブルを囲んでいてふと思う。なんで私が乳がん?なんでわたしなの?

 

 

第1話をみて思ったことがある。

それはあれから20年以上も経っているのに妊活と言うことに関して周りの認識、

そして本人達の認識もまるで進化していないあの頃と同じままと言うことを思った。

 

結婚してまだ一年だよ!との松ケン演じる旦那さまの反応。

こうのとりさんが運んでくるのであせらず待つとかそういった古い考え方が未だにまだ日本で根付いていることにとても驚いた。

 

 私も23年前に、結婚して避妊をしないで1年妊娠しなければこれは不妊ですと言われてとても驚いた。

 

その時は27歳で、私結婚してまだ1年。

妊娠するのに27歳と言うのは決して若い年齢ではありませんときっぱりその医師は言いました。

 

 

もし時計が巻き戻せるなら。

月日が経った女性はだれでもこう思う時がままあります。

自分の体をよく知るという事は必ずしなくてはならない。

今現在の私が強く伝えしなければいけないことだと思い記事を書こうと思いました。

 

  

西洋医学と言うものは統計学であるんだなと、不妊治療、乳がんの治療体験している私が思う事。

100分の1であったとして99人は当てはまらないと言う事なんだけどその1%に当たってしまった本人にしてみてはもうそれは100以外の何者でもない。

人がだからこそ私はその100分の1なのかもしれないと言う不安が心を掻き乱さしてとてもストレスになってしまう。

 

これがベビ待ちの苦しさだ。

 

 

 私の場合

 

まず中学1年生の時に初めて生理がやってきた。

思春期と言うものは安定しないものだと言われてはいるけども、

私は結局27歳のその治療をするまで、安定して生理がきたことがなかった。

普通に半年とか来ないこともざらだった。

 

若い女の人の婦人科の壁と言うものは決して低いものではない。

それでもやはりことを何度か勇気を出しクリニックを訪れてた。

そしてそこで基礎体温の紙を渡され、ときには軽いピルを渡され「これをつけてみてしばらく様子みてください」と言うことを繰り返して数年が経過していた。

 

 

結婚して1年が経った頃私は、何本も何本も妊娠検査薬を試しては落胆し、

そんな生活を繰り返していた。

そして不正出血も度々あって、これは不正出血なのか生理なのか、これを理由についに大学病院の窓を叩くことを決意した。

その頃の大学病院と言うのは今みたいに紹介状がなくても受付できた。

 

そういった点では今よりも長時間だけ待つことができれば大学病院などのハードルは今よりも低かったかもしれない。

今は小さなクリニックを経て紹介状をもらって大学病院と言う経過だけれども、

 

小さなクリニックジプシーをして、結局不妊原因を特定してもらえなかったこの辺の不信感がある。

 

 

私の不妊検査

今の方が医学的には進化していることは間違いないし、

ネットでいろいろ書いてる人もたくさんいるから古い情報をここで事細かくに書く必要はないと思うけども。簡単にその当時もどんな事をしたかと書くと、

まず何人かグループで検査項目を回っていく。

一般検査や卵管造影剤を流す検査。

いろいろ忘れている事の方が多いが、長い年月を経てこれはちょっと苦しかったので20年経った今もこの事はよく覚えている。自分自身も苦しかったが一緒に回ったグループの若い女性が多分卵管に閉塞があったのだろうと思うけれども、地面を転げ回っていたのが見ていて辛かった。

 

そして検査結果が出て私は潜在性の後プロラクチン血症と診断されたのだけれど、

 

これはどう言うものかと言うと、

通常の検査では異常は無いのだけども例えば夜間とかストレスとか、負荷がかかった時に症状が現れるものだと説明された。

その後その数値を安定させる薬と漢方薬を処方された。

 

しばらくして妊娠した。

婦人科と産科が二又に別れており、その分岐点に受付がある。

 

「おめでとうございます。あの先生の患者さんはみんな妊娠できるんですよ!」っと受付の女性が小さな声で耳打ちした。

最近少し気になって、検索をしてみたが、23年前にこれを疑った医師はすごかったらしい。なんせ通常検査では正常とでるのだから。

 

これまでキラキラ眩しすぎてあえて目を伏せて見ていた分岐点の反対側、次回からはこちらですと案内された。

 

人は自分に必要のない情報は知ろうとしないもの

 

その後に子供のママ友で不育症で10年以上かなりの回数流産。

それでも諦めず結婚して10年後に妊娠。さらに10年後第二子を生んでいる人と話をしたときに、

流産をした後にもこの薬を飲むんだよ、と聞いた。

流産すると、体がまだ妊娠していると認識していることもあるので、

リセットするための薬と同じだと言う説明を聞きました。

 

自分の体験していないと知らない情報はたくさんあるものです。

 

私はその時の体験と、つい最近の乳がんの体験とを通して思った事、

 

患者も自分の体について治療についてある程度の知識をしっかり得る「患者力」と言うものがとても大事だということも思う。けれどもあまりそのことを固執しすぎて心がとらわれてしまって苦しむと言うことも共存してしまうので、その辺をどのようにうまくバランスを取ったりすることが大事。

 

人生と言うものには分岐点と言うものがあり、

そこで自分自身が選択をし行動するそのことでその先の人生が右に行くのか左に行くのかそれはまた違った人生の形となっている事は、後から、あぁ、あの時は、と、しみじみ思うことなのですが。

 

患者力 

乳がんの治療で出会った人たちの中でも実に様々でいろいろなセミナーに参加し患者のための活動を積極的に参加している人もいれば、

自分がどのような薬を飲んでいるのかもよく知らない人、実に様々。

 

それは知っていて苦しむのか、

すっかり病気のことを忘れて今の生活を素直に楽しむ。

どちらがいいのか、それはとても難しい問題だしその人によっても違うと思う。

 

当時はネットとかもなかったので、妊活に関する本を買い漁っていろいろ試してみたり。

それは都市伝説レベルのものもあったりましたが、今はこのようにネットが蔓延している社会でなおのこと情報に翻弄され辛い思いをしている人たちが多いのではないかと想像してきる

 

ではそれはしたほうがいいのかしない方がいいのか、

私は個人的に先ほど上の方でも書いたが、

知らなければそこで知識を得ないでこの結果を得ることができなかったとそう思うこともある。

 

 

 

人間と言うのは実に自分の関係のないことに関しては関心のないものでそれは仕方のないことだと思うが、

 

例えばうちの母親も割と若いうちに結婚妊娠をして子供が3人いるので自分の娘がそのような思いをしたりしている事は思いもしなかったと思う。

そして私自身もなかなか親にはそのような悩みは話しにくいものであったので話していないこともたくさんある。

しかしこれはとても重要なことで例えば母親が母親自身が例えば妊活をしていたり、

がんの体験者であったなら、

 

例えば、私は子供は男だけなのでだけれども、

 

もし私に娘がいたとしたならば必ず結婚前もしくは妊娠する前に徹底的ながん検診。

 

そしてホルモンバランスに関する注意。

 

もちろん受験など大事なことも人生にはたくさんあると思う思うけど、

女子には何より大事なことだと思う。

 

 

乳がん掲示板などで妊娠とともの発覚した人。

授乳中のしこりが乳がんであった人。(これは私も何度か偽陽性で針をさした)

 

今は妊孕性と言うものが 重視されている。

 

医療も発達してきて妊娠中期に胎児に影響の出ないと言う抗がん剤もあるらしく、

チーム医療のできる病院ではこれらのことが行われていて現在子供も支障もなくきちんと育っているケースとあると言う。

 

 

けれどもやはり新しい命を取るか自分の命を取るかの選択。

これは出産だけでも大変なことだけれどもさらにとてもとても辛い選択を迫られることだ。

 

同病として、掲示板やブログでこういった声を聞いて、とても辛く、苦しく、

スポンジのように吸い込んで私は鬱になってしまった。

 

 今は高齢出産も増えていて統計上は他人事ではない。

 

でも確率の話に戻るが、何事もない時は、人は100分の1の中の、

自分は99であると思いたがるものだ。

 

この楽観性があるから人は未来を思って生きていけるとも言えるのだけれども。

 

 

 

大事なこと

 

私は服薬の必要のない程度の橋本病や大きな子宮筋腫もあるのだけれど、

 

次々と婦人科系疾患にかかり思う事。

 

男女雇用均等法と共に、男女の区切りの撤廃を叫ぶけれど、

 

古来から狩をしてきた男。

穴で子供を守っていた女。

 

 

アドレナリンとか、

交感神経、副交感神経とか。

 

女の体にかかる負荷について、正しい認識とみんなでもう少しよく考えていく社会。

 

何より大事なのは自分でコントロールするワークバランス。

 

大事な家族を守るために。

 

最後に

 

子供のいる人生、いない人生。

種類が違う人生なだけだと思う。

 

背の高い人の人生と低い人生は見えてる景色が違うのかもしれない。

 

住んでる国で、風習も価値観も違う。

 

ガンになった人とならずに終えた人生。

 

体験の違う人生というだけだ。

 

だって、この世に全く同じ細胞の生物は存在していないのなら(クローン?)

 

それぞれが微妙に違う人生なのは間違いないし、

 

知らないで終わる人生の人より、違うことを知ってる人生というそれだけの事だ。

 

なので1番大切なのは、

 

自分の人生を大切に楽しく、力を抜いて生きるという事。

 

わかってくれる人が、今は近くにいなくても、

どこかにはいる。

 

このようにブログに書いているひともここにいるのだから。